「不妊ルーム」

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人間にとって、思い込みは怖いものです。
負けると思って出た試合は、戦う前から負けているようなものです。
よく自己暗示といいますが、スポーツ選手では
イメージトレーニングを大切にしている人がたくさんいます。
私は妊娠においても、同様のことがいえるような気がしています。

「自分には赤ちゃんができないのではないか?」
といったマイナスの自己暗示は、
本来備わっている妊娠力が低下していまうことにもなりかねません。
何事においてもそうですが、気持ちがネガティブだと、
なかなかよい結果というものは生まれないものです。

私のクリニックに訪れる方にも、私のアドバイスに、
いちいち「できません」「無理です」と言う方がいます。
そういうネガティブ思考の方の場合、
妊娠までの道のりが遠いなと思てしまいます。
また、そういう人は友人たちとの会話でも
「そんなのムリじゃない? やめたほうがいいよ」
と言っているかもしれません。ムリかどうかなんて、
やってみなければわからないことが多いのです。

このようなタイプの人は、自分に対してもネガティブな
自己暗示をかけてしまいます。他人の発言に「ムリ」というのは、
自分は前に進めそうにないから「あなたも私と同じところにいて」
という心理が隠されているかもしれません。
へんな自己暗示でせっかくの妊娠力を低下させないように。

体外受精児がふえたわけ

今から15年前に、私が『妊娠レッスン』を出版した頃は、
生まれてくる子どもの100人に1人が体外受精児でした。

ところが今日では、生まれてくる子どもの20人に1人が体外受精児なのです。
それは不妊治療では、体外受精への誘導が当たり前だからです。
不妊治療≒体外受精といってもいいような状況です。
こんな時代だからこそ原点回帰、すなわちカップルの妊娠力を高めることが、
大切だと私は思います。

『妊娠レッスン』はタイトルもよかったのですが、
”不妊治療だけが妊娠に至る道ではない”というエッジの立った主張が、
共感を呼び、広く受け入れられたからだと思います。

この”不妊治療だけが妊娠に至る道ではない”は、
「不妊ルーム」の開設当時からの一貫した基本精神でもあるのです。

また、私は不妊治療を否定的に考えてはいません。
女性が働くことが当たり前になった今、
不妊治療を妊娠にアプローチするツールと考え、
カップルが主体性をもって有効利用すればよいと思います。

「不妊ルーム」から体外受精などを行う
専門医療機関に紹介した方からの妊娠の報告が相次いでいます。
それには、理由があります。

体外受精にエントリーする方へ、
”漢方薬を服用し続けましょう”と、アドバイスしているのです。

漢方薬によって妊娠しやすい体になっているわけですから、
体外受精を行う際も、漢方薬を続けることは大切です。

そして、採卵、培養、分割がうまくいって、良好卵となり、
胚移植という段階になると、私は流産を予防する漢方薬に変更し、
服用を止めないようにと、強くアドバイスします。
これにもきちんとした理由があります。

胚移植を行ったということは、少々強引ですが、
妊娠した(もしくはそれに近い)ということです。
ですからその状況で、流産を予防する漢方薬を服用するのは、
自然なことだと私は思うのです。

”漢方薬を服用し続ける”と、アドバイスしていることにより、
「不妊ルーム」から体外受精の医療機関に紹介したカップルの
妊娠率が高くなっていると思います。

ですから「不妊ルーム」では、体外受精にエントリーする方も、
漢方薬は妊娠に近づくために、なくてはならない薬なのです。

デトックスの涙

『35歳からの妊娠スタイル』を購入しました。

夢中で読んでいたら、新幹線の中で読み終えてしまいました。
先生の本を読むと、いつも涙が出てきます。(デトックスの涙)
「可能性は低くても、42歳で妊活してもいいんだ」って感じたように思います。
今まで仕事を頑張って来て
気が付いたら42歳だった自分を責めていたのかも知れません。

結婚して1年半後の「新婚旅行」に行って来ました。
そして、私の心に秘めたサブタイトル は「海外妊娠?
これも先生の本を読んで楽しくトライしてきました。
基礎体温・排卵検査薬・旦那さんとのタイミング・・・すべてのタイミングを
見て動くのは難しいですが、自分で出来ることはやってきたつもりです。

旅行してきて、「2人でも幸せに生きて行けるけど、
こんな素敵な旦那さんの魂が
(子供が)次の時代も生きてくれたら…」と改めて思いました。

先生の著書、先生に出会えて本当に良かったです。
ありがとうございます。

「葉酸サプリがいいよと友人から勧められましたが、
先生はどう思いますか?」
と尋ねられたことがあります。

確かに色々なサプリメントが出回っているわけですが、
当院ではDHEAサプリをすすめることがあります。
この場合でも、私はあくまで西洋医学的な見地から
採血を行い、血液の中のDHEAの値が低いことを確認してから、
DHEAサプリの摂取を勧めるようにしています。

葉酸も同様で、採血で血液の中の葉酸値を測ることができます。
低葉酸血症と診断された場合、サプリメントを摂取しなくても、
薬としてフォリアミンという薬があるのです。
もちろん診断がつけば健康保険が適用されますから、
本人負担も少なくてすみます。
そして、医学的に判断できないサプリメントはお勧めしません。

サプリメントと言うのもただ漫然と摂取するのではなく、
あくまでも科学的根拠に基づいて摂取したいものです。




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