Archive for 3月, 2019

 黄体は排卵したあとの卵胞が変化したものです。
だから卵子が成熟して、排卵まで順調に来ているのに、
黄体機能不全になることはないのではないかと考えられるようになりました
(とてもまわりくどい表現になってしまいますが…)。

黄体そのものに問題がある黄体機能不全は存在しないと考えられています。
こういう考え方が主流になって、
黄体機能不全に排卵誘発剤を用いるようになったのです。
さらに最近になって、黄体化未決裂卵胞(LUF)
というものがあることもわかってきました
これは卵胞の成熟まで順調にいっているのに、
いざ排卵というときになって、
排卵しないまま黄体化してしまうことを指します。
やっかいなことに、LHサージもあり、基礎体温も二相性を示します。
黄体化未決裂卵胞は、経膣超音波検査をひじょうに入念に行って、
はじめてとらえることができます。

 ですから、最近は、黄体機能不全に、
排卵誘発剤クロミッドを使う医療機関が増えてきました。
「不妊ルーム」でも黄体機能不全のかたが、
クロミッドで妊娠に至るという経験をよくしています。