「不妊ルーム」

Archive for 10月, 2018

「不妊治療と「不妊ルーム」は何が違うのですか?」
といった質問を受けることがあります。

私は、本の中で「不妊ルーム」は、不妊治療に進む前の
”ベースキャンプ”と書いています。
また、「不妊ルーム」にみえるカップルには、
「二階建ての家をイメージしてください。
一階が自然妊娠で、二階が不妊治療、
「不妊ルーム」は、一階から二階へ上がる
階段の踊り場的な場所と考えて下さい」と説明することもあります。

もちろん「不妊ルーム」V.S. 不妊治療というふうに
対立するものではありません。
しかしながら、不妊治療は、多くの女性にとって、
アンハッピーな経験だと思います。
不妊治療を受けていた期間が、充実していたなどという声は、
聞いたことがありません。

私自身、数多くの声を耳にしていますので、
「不妊ルーム」は、”重くしない・暗くしない・軽快な雰囲気で”、
ということを心掛けています。
先日見えた方は、「お茶のお稽古に行く前に寄りました」
と言われました。
また、市内の方は、「近くまでに来たので、ついでにこまクリに来ました」
という人もいました。
そうした軽快なフットワークで、来院してもらえればと思っています。

「不妊ルーム」でおこなっていることをひと言で言えば、
『内診台のない妊娠へのアプローチ』です。

私の方は、基礎体温表をコンパスにしながら、
内科的なフォローアップで、
妊娠に近づいていって欲しいと願っています。




「不妊ルーム」