体外受精卒業というキーワード
12 5月 2018
最近「不妊ルーム」に訪れる方で、第一子を体外受精で授かって、
第二子を自然妊娠したいという方がとても増えています。
そうした女性のひとりが発した言葉が、
「体外受精は卒業しました。第二子は先生のところでお願いします」
というものでした。
私はこれはよい傾向なのではないかと思っています。
私は比較的年齢の若い女性に対しても、ご夫婦が納得されるのであれば、
体外受精に進んでみてはとアドバイスすることも多くなりました。
手段を選ばずという言葉はあまりよくないかもしれませんが、
カップル、とりわけ女性は、お子さんをひとり授かると、
精神的にとても落ち着くものです。
そして第二子に関しては、冷静に戦略的な対応がしやすいのです。
体外受精は自由診療なのですから、医療側の裁量権も大きいのですが、
カップル側も消費者感覚で、イニシアティブをもつことが大切です。
しかし体外受精は人工授精などに比べると、桁違いに高額な医療です。
ですから医療機関の選択と言うことが何よりも大切になってきます。
セカンドオピニオンが大切な理由がここにもあります。
レッスン:体外受精卒業も考える