タイミング法の基本中の基本が
「基礎体温表」をつけるということです。
最近、不妊治療の現場ではだんだんと、
この基礎体温表がないがしろにされているように感じていますが、
残念なことです。

また、つけることが目的となって、
有効に活用していない方もたくさんいます。
基礎体温とは、目がさめたらベッドから起き上がる前に
測る体温のことです。
測るといっても普通の体温計ではなく「婦人体温計」を使います。

 私は、基礎体温表つけることは、妊娠を望む人にとって、
ほかのどんな検査よりも重要だと感じています。
なぜなら、基礎体温表を2~3か月もつけていると、
鏡があなたの姿を映し出すように、
基礎体温表があなたの卵巣の状態を映し出しようになってきます。
もちろん、排卵の日を予測するという意味でも重要です。
基礎体温を測ることは、いわば家庭でできる不妊の検査です。
これから不妊治療を受けるという人にも、
基礎体温表をつけることをぜひともおすすめします。

また、高額の婦人体温計には、
体温を測ると同時に基礎体温表が記録できるものがありますが、
私はそうしたものはおすすめしていません。
数カ月間の経過をひと目で見ることができないからです。

 基礎体温は毎朝7時に測るものだと思っている人も多いようですが、
これも正しくはありません。時間にこだわりすぎと、
なにより長続きしなくなります。
基礎体温は、起床の直前に測る体温だと思ってください。
そして、基礎体温を測ったら、必ず基礎体温表に書き込んでください。

 基礎体温表には、一般に市販されているノートブック型のものや、
最近ではインターネット上からダウンロードできるものもありますが、
私はこのような基礎体温表をおすすめしていません。
その理由をひとことでいってしまえば、
ページが変わることによってつながりがわからなくなるからです。
とくに、薬などを服用している場合は、
効果の判定などもすぐにつかめないこともあります。
そこで私は、数ヶ月間の基礎体温がひと目でわかる
横長のもをおすすめしています。
また、高温期と低温期の境界線である
36・7℃に赤い線がひいてあるものが理想です。


「不妊ルーム」

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