卵子のかなしい宿命

卵子に関する、とてもショッキングなお話をしなければなりません。
その結論を最初に言ってしまうと、”卵子は減り続ける”、
そして”卵子は老化する”という2つのことです。

妊娠した胎児が女の子の場合、胎生期に個体形成の過程で、
卵巣が形作られていきます。
そして、妊娠6~7ヶ月目頃に卵巣の中に、
卵子が女性の生涯を通して一番数が多く、
両側に併せて、600万程度の卵子があると言われています。
そして、その卵子は産声をあげて産まれてくる頃には、
既に半分程度にまで減少していると言われているのです。

さらにその数は一貫して、坂を転げ落ちるように、
ひたすら減り続けていくのです。
初潮を迎えて、いわゆる排卵がおきる頃には、
両側の卵巣の卵子は出生時の
10分の1程度にまで減少していると言われています。

女性は卵巣の中に、卵子を抱えて生まれてくるわけですが、
その卵子は減少していくのみならず、身体の筋肉、
心臓などの他の臓器と同じように、年齢と共に、
加齢、すなわちエイジングをしていくということです。
初潮を迎えるまで、卵巣の中の卵子はいわば休眠状態にあるわけですが、
そうした間にも、卵子は年を追うごとにエイジングしているのです。

もっとも、人が幼少期から大人になるまで成長するように、
卵巣の中の卵子は、妊娠する能力のある卵子となるべく
成長もしているわけです。これもまたエイジングです。


「不妊ルーム」

Comments are closed