27歳の女性が「不妊ルーム」で妊娠されました。
妊娠されたことは、とても嬉しいのですが、
彼女のこれまでの治療に関して、疑問をもってしまうのです。

彼女には、特に妊娠に関する問題はなく、年齢もとても若い方です。
妊娠に至らなかったのは、男性に乏精子症が認められたからです。
しかし精子の数は、極端に低いものではありませんでした。
人工授精で妊娠してもおかしくなかったのではないか、と思っています。

しかしこの方に限らず、最近の不妊治療の傾向として、
女性の年齢、AMHの値、男性因子等を理由に、短期間に、
あるいはこの方のように、人工授精を飛ばして、
体外受精に誘導されるケースが顕著に増えています。

それで彼女は、体外受精を3回おこなったのですが、
妊娠に至りませんでした。
こうした場合、私はやはりその医療機関の体外受精の医療水準、
とりわけ培養士の技術を疑ってしまいます。

私はよく通院されている方に行っているのですが、
体外受精はどこで行うかが全てを決めてしまいます。
また、ホームページ上の情報は、あてにならないと考えてください。

そして、体外受精の医療費は、医療機関によって、
1回あたり、30万円~120万円と、大きな幅があります。
金額と医療機関の実力には、相関関係はありません。
ですから私は、体外受精を考えている方は、
”体外受精を受ける前に相談に来てほしい!”
と切に願っているのです。

男性因子の場合は、ほとんど治療がなされないケースが多いのですが、
「不妊ルーム」では、漢方薬、局所循環剤の内服によって、
この方のように妊娠に至ることは、よくあります。

「不妊ルーム」という、自然妊娠と不妊治療の間のベースキャンプでも、
妊娠を期待できるカップルは多いのです。
何度も繰り返し言うのですが、不妊治療だけが妊娠に至る道ではありません。


「不妊ルーム」

Comments are closed