二人目不妊の女性に想うこと

子供の一人目はすんなりとできたのに、二人目に苦労する場合、
通称として「二人目不妊」という言葉がしばしば用いられます。
このことをお話するには、何よりも私が
行っている「不妊ルーム」での経験をお話するのが一番良いと思います。

「不妊ルーム」を開設して5年ほど経った頃から、
一人目が当院でできた方が、二人目を希望して来られる、
という人がポツポツと出始め、それが年を追うごとに増加してきました。
最近では同じ人が再訪するということが、半ば当たり前になっています。

そして多くの場合、一人目は2~3ヶ月で授かった人でも、
二人目で苦戦をするという人がとても増えているのです。
何故そうなってしまうのでしょうか? 
それは少し掘り下げて考えてみれば、答えは容易に出てきます。

実は二人目で再訪される人は、一人目ができて4~5年経って
再度来院するというケースが、圧倒的に多いのです。
そうすると当然のことながら、一人目が30代半ばでできたのであれば、
二人目希望の場合は、40歳前後ということになってしまいます。
ここで”エイジングの壁”というものにぶつかってしまうのです。
そしてこうした人達は、判で押したように
「もっと早く来るべきだった」と言います。

しかし子供が一人産まれると、とてもじゃないが
二人目どころではなくなってしまうわけです。
そして子供がヨチヨチ歩きを始め、やがて保育園、
幼稚園などに通いだした頃に、二人目と考えることになるからです。

さらに「不妊ルーム」での特徴としては、一人目を授かる際に、
不妊治療を経験された人は、「もう二度と不妊治療はごめんです」
というようなことも判で押したように言います。
そして子供というのは、言葉を発して
自分の意志を親に伝えることができるようになると、
これもまた判で押したよう「兄弟が欲しい」と言うのです。
そしたことが「二人目不妊」という人達を増加させる要因になっています。

いずれにしても、2人目を考えるのであれば、
1人目とあまり間をあけないということは、
これからの妊娠を考えるカップルにとって、大切な知恵だと私は思います。


「不妊ルーム」

Comments are closed