子宮内膜症と妊娠

子宮内膜症は厄介な病気です。
子宮内膜症の患者の半数が不妊に悩み、
不妊の患者の3分の1に子宮内膜症が認められると言われています。

子宮内膜症は生理周期に合わせて病気が増殖するのです。
ですから子宮内膜症の治療は、生理がない状態になればよいわけです。
そのためには大きく3つの方法があります。
1つは閉経状態にする、もう一つは男性化させる、そして最後の1つは妊娠です。

これまでは前の2つのことを目的とした偽閉経療法や、
男性ホルモン投与などが行われてきました。
しかしこうした状態では、妊娠を全く期待することができません。

最近の治療の流れとして、妊娠することによって、
子宮内膜症を直してしまおうとします。
妊娠と子宮内膜症の治療の一石二鳥で行おうと言うわけです。

そのためにはまず卵管造影検査を行い、子宮内膜症の程度を調べ、
妊娠可能かどうかのチェックが大変重要になります。

生理痛、性交痛など、子宮内膜症の症状ががあまりひどいようであれば、
腹腔鏡治療などを行い、お腹の中をを掃除して、
それから妊娠を期待するという方法もあります。

「不妊ルーム」では、子宮内膜症の患者さんに漢方薬を処方し、
多くの妊娠を経験しています。漢方薬を試してみるのも一法です。

子宮内膜症の治療戦略は、よく考えて立てる必要があります。


「不妊ルーム」

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