妊娠を期待して不妊治療をおこなったにもかかわらず、
その不妊治療をやめたら妊娠する。
皆さんの周りにも、そういった人の心当たりが、
1人や2人おられるのではないでしょうか? 
そういうカップルが私のまわりにも多かったのです。

それで、何故だろうと考えました。私の経験も含めて想像するに、
不妊治療が、不妊にさらにストレスをかけているにちがいない。
それが結果的に、夫婦の状況までも悪くしているのではないか? 
不妊治療をやめたということは、
そういうストレスから解放されるわけです。
そのことによって妊娠に至っているのだろうと思ったのです。

不妊治療をおこなうことによって、
かえって状況が悪くなるような状況が、「不妊治療不妊」。
これは私の造語です。そして、ホームページにアップしたのです。
そうすると、「まさにその通りだ」というメールが、
たくさん私のところに届いたのです。

不妊治療がさらに不妊のストレスになるのであれば、
自分にもできることがあるのではないか、
そういうふうに私は考えました。
それで、クリニックのホームページに
「不妊でお悩みの方へ」という1ページを置いたわけです。
それが、「不妊ルーム」の原点です。

実際リアクションがあって、相談に来られる方がポツポツ現れたのです。
しかし、最初のうちは、私は内科医ですから、
治療的なことは考えてはいなかったのです。それで、相談を受けると、
「あなたは何々先生がいいでしょう」
「あなたはこうした方がいいでしょう」
「あなたはまだ不妊治療の必要性は無く、自然妊娠の可能性はありますよ」と、
そういうアドバイスをしていました。
責任というのゲタは自分の方に置かなかったのですから、
そんなに気の重い仕事ではありませんでした。
すくなくとも最初の頃は、、、。


「不妊ルーム」

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