妊娠5割の壁

かなり前の話になりますが、「不妊ルーム」で
女性のフォローアップを行うようになってから、
”5割の壁”というものを、意識した時期がありました。

今から12年前に『妊娠レッスン』という本を出し、
幸いなことにベストセラーとなったこともあり、
「不妊ルーム」でフォローアップを希望される方が増加しました。
それと共に、妊娠される方も、月を追うごとに増えていったのです。
そして、フォローアップした方が、その後妊娠されのかを追跡したところ、
半数弱の人が妊娠されていることがわかってきました。
「基礎体温表」と「排卵日検査薬」を用いて、タイミングをとってもらい、
さらに足りないところを、漢方薬などで補填するという方法で、
多くの女性が妊娠したのです。

そして私は、「なんとか、半数以上の女性に
妊娠してもらうことができないか?」と、
考えるようになるようになりました。
しかしながら、それは困難でした。

なぜなら、歳を追うごとに、「不妊ルーム」を訪れ、
そしてフォローアップを希望される女性の年齢が、上昇してきたからです。
さらに数年経つと、当院で第一子を妊娠され、出産された方が、
4、5年経って、第二子を希望で、再訪されるケースが増えてきたのです。
第一子の出産が30代半ばであれば、
第二子は、40歳前後ということになります。

現在では、フォローアップを開始したころに比べると、
平均年齢が約4.5歳上昇し、30代後半の女性が、
当院でフォローアップを行っている方のメイン層なのです。
もっとも、私の方でも、「DHEAサプリメント」
を取り入れるなどの工夫したところ、
今では、40代で妊娠されることは、普通のことになりました。

また、現在の女性は、仕事と育児を両立させることも大切になっています。
そうした女性達に、どのように妊娠に取り組んでもらえるか、
ずっと考えてきました。そしてそうした私の想いが、
『35歳からの妊娠スタイル』(主婦と生活社)の執筆へと、
つながっていったのです。


「不妊ルーム」

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