不妊の検査のひとつに子宮卵管造影があります。
子宮卵管造影は、子宮の内部の形の異常と、
卵管の通過性を調べるものです。子宮の内側の形や、
卵管と卵巣の癒着も調べることができます。
もし両方の卵管が閉塞していれば、通常の夫婦生活はもちろんのこと、
人工授精を行っても妊娠することはできません。
また子宮のなかに壁ができて、子宮が二分されている双角子宮も、
程度によりますが、妊娠が困難な場合があります。
そういうことを診断するために子宮卵管造影は行われます。

不妊外来では、子宮卵管造影は初期に行われることが多いようです。
子宮卵管造影は、子宮口からカテーテルという細い管を
子宮のなかに入れて、造影剤を注入し、
レントゲン写真を撮ります。
卵管は長さが約10センチ、直径は細いところで約1ミリです。
その細いところに卵管造影剤を注入するので、
卵管が詰まっていれば造影剤は流れ込めないため、
レントゲン写真にその先が写ってきません。
そこで異常が発見されるのです。

子宮卵管造影には、もうひとつ重要なことがあります。
それは、治療的側面をもつということです。
子宮卵管造影の検査のあとに妊娠率がアップすることは、
よく知られています。

卵管が完全に閉塞しているのでなく、
通りが悪い程度であれば、卵管の通りがよくなり、
軽い癒着であればはがれてしまうともいわれています。
子宮卵管造影検査のあとの6か月は妊娠しやすいのです。

もしあなたが不妊治療を受けるのであれば、
ドアをノックする婦人科で、子宮卵管造影検査がおこなえるか
必ず確認してください。
なぜなら、この検査をおこなえない医療機関がとても多いからです。


「不妊ルーム」

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