思い込み症候群にご用心!

精液検査を1回受けて結果が悪いと、
自分は男性機能が劣っているのだと思い込んでしまう方がいます。
こういう方は、再検査を受けることをおすすめします。
精液検査は、体調や採取の状況によって大きく変動するのです。

女性も黄体ホルモンの検査で値が低いと、
自分は黄体機能不全と思い込んでしまう方がいます。
黄体ホルモンの値も生理周期とのかねあいで大きく変動します。
この場合も、検査を受けた医療機関の医師に
再検査をお願いしてみましょう。

ある医療機関で、片方の卵管が閉塞し、
もう片方も通りが悪いといわれた患者さんがいました。
その方は、自分たちには自然妊娠はありえないと思い込んで、
別の不妊クリニックで体外受精を4回受けましたが、
妊娠には至りませんでした。

体外受精を受けた医療機関には、
子宮卵管造影の設備がありませんでした。
私は再度、卵管の通過性を確認するため、
子宮卵管造影の設備のある医療機関に検査を依頼しました。
その結果、卵管の通過性に問題がないことが分かりました。

それから2か月後、この女性は妊娠したのです。
この方も通常の自然妊娠はのぞめないと、
セックスレスに近い状態でした。
卵管の通過性に問題がないとわかったことで、
妊娠へのモチベーションが高くなったのだろうと思います。
そして、ホルモンバランスもよくなったのかもしれません。


「不妊ルーム」

Comments are closed