「不妊ルーム」

Archive for 11月, 2015

35歳からは心の妊娠適齢期!

私はアラフォーという言葉も、妊娠を望む人は使うのを
やめたほうがよいのではないかと思います。

 最近は、雑誌やインターネットなどで「アラフォー世代の妊活」
といったような言葉をしばしば目にするようになりました。
キャリアウーマンを対象にした雑誌やサイトでは、
30代後半から40代の妊娠をテーマに「アラフォー=卵子の老化」
として扱うのがミニブームになっているかのようです。

 そのような記事を読み、自分をアラフォーだと思ってしまうと、
自分の卵子は老化している、
もう体外受精しかないと思ってしまうことにもなりかねません。

 アラフォーという言葉には、30代後半を40代の気分で過ごしてしまうような、
心がネガティブにさせてしまうような、マイナスの響きがあります。

 38歳は38歳であり、それ以上でも以下でもありません。
「自分は38歳、赤ちゃんがほしいと思った今が
〝心の妊娠適齢期〟」なんだと、前向きに考えるようにしましょう。

インターネット妊娠もある!

 インターネットを上手に利用して、
よい医師にめぐり合える場合もあります。
 東京近県に住んでいる方から、現在受診している医療機関では、
治療に関する説明がほとんどなく不安だという悩みを、
切々とメールで訴えてきた人がいました。

 私はたまたまその県に、よくメールで相談している、
たいへん信頼できる不妊治療のドクターを知っていました。
その方に「メールを転送して紹介しましょうか?」とメールしました。
しばらくして彼女から「紹介してほしい」とメールが入ったので、
そのドクターの内諾を得て転送しました。

 それから3~4か月後、担当のドクターから、
その人が妊娠したというメールをいただきました。
私はじつはどちらにも会ったことがありません。
インターネットが仲介した妊娠でした。

レッスン:ネットの情報は必要なところのみをインプット

自分で自分に病名をつける必要も、自分を病人にする必要はありません。
「不妊」を複雑に考えないという以前に、
自分を不妊症と決めつけないことが第一です。

「不妊ルーム」で妊娠された女性からのメッセージです:
「不妊も自分の個性・チャームポイントと思って受け入れてみてください。
わたしは、そう気がついて気持ちが前向きになれました。」

一度、「私は不妊かしら?」と思ってしまうと、
どんどんとその疑念は大きくなりがちです。
そしてその原因を自分で探ろうとして、
不妊の深みにはまってしまう方が多いのです。
それは、ちょっと胃が痛くなると、
『家庭の医学』といった本を取り出してきて、胃がんのページを広げ、
「最近、食欲が落ちてきた」
「微熱が続く」など、並んでいる項目に自分を当てはめ、
自分は「胃がん」に違いないと決め込んでしまうのにも似ています。

自分で自分を病人にするということは、日常的によくあることです。
不妊を複雑に考えないということは、
すなわち、なるべく自分を病気と考えないということ。
特に不妊は、もし二人が子供を希望してなければ、
全く医療を必要としないことも多いのですから、なおさらです。
不妊治療を受けているからといって、
自分は不妊症だと決まったわけではないと、
気持ちを前向きに持つことが大切だと思います。

35歳から母親になる

数年前に「出産」を特集した雑誌で、
25歳、30歳、35歳、40歳で
それぞれ母親になった女性のコメントを見たことがありました。

それぞれの事情があって、それぞれの年齢で、
出産したのだと思いますが、その4人から、
異口同音に出てきたのが、「一番良いタイミングで母親になれた」
という言葉でした。
もっとも人はそのように思い込みたい、
という気持ちもあるのかもしれませんが、、、。
ですから、35歳以上の出産には、
色々なメリットもあると思うのです。

人生の経験値の高い女性の場合、妊娠も、
みずから望んだ時期に至っていることが多いと思うのです。
そうであれば、例えば「できちゃった婚」のように
オロオロすることもあまりないでしょう。
また、これくらいの年代であれば、女性が働いている場合、
ご主人の収入も含め、経済面でも、ゆとりを持った出産、
育児に望めるという利点があると思います。

もっとも母親になればなったで、はじめてのことで、
わからないことだらけですから、オロオロするかもしれません。
しかし、あなたの周りを見回してみれば、
すでに母親になっている友達や、女性が沢山いるわけですから、
こうした、先輩ママ達からアドバイスがもらえるのも
メリットの一つでしょう。
すでに、経験した人のアドバイスというのは、
本に書いてあることや、お医者さんの言うことより、
実感を持って受け止めることができるものです。

たしかに体力面では20代の女性にはかなわないかもしれませんが、
そうしたことは、「智恵」と「人生経験」で
充分乗り切っていけると思います。
そのためには、何より、妊娠前から、
妊娠、出産、そして長い子育てに耐えうる
健康な「身体」をつくっておくことが大切です。

妊娠力アップとDHEAの関係

「不妊ルーム」では、40代で妊娠される方が、
安定的に出るようになりました。
その理由のひとつとして考えられるのは、
DHEAの値をとても繊細にコントロールしていることです。

DHEAは、私の本(『35歳からの妊娠スタイル』)
でも述べているように、女性ホルモンの前駆体、
すなわち原料です。メカニズムは、はっきりしませんが、
DHEAの低い女性が、DHEAサプリメントを服用すると、
質の良い卵子が排卵される可能性が高くなります。

ところが、このDHEAサプリメントに対する反応は、
とても個人差が激しいのです。同じ様な数字の人に、
同じ量を服用してもらっても、予想以上の値を示す人もいれば、
思ったほど反応が見られない人もいます。
ですから、現在「不妊ルーム」に通院されている方は、
1日2錠服用してもらっている方から、
一週間に1錠の方までと、バリエーションが大きいのです。

私は数年前より、この”DHEAの血中濃度を
きめ細かくコントロールすることが、妊娠力の向上につながる”
と思ってきました。
そして、こまめに血中濃度を測定することで、
理想値に近づけることが妊娠につながってゆく、そ
のように感じています。

インターネットなどで、個人的に入手して
DHEAサプリメントを服用されている方もおられるようですが、
私はおすすめしません。DHEAは男性ホルモンの原料でもあり、
DHEAサプリメントの服用によって、男性ホルモン値が、
上昇すると、妊娠を阻害するからです。




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