「不妊ルーム」

Archive for 6月, 2013

漢方薬の効果は多くの医師が経験していることですが、「なぜ漢方薬が効くのでしょうか?」と聞かれたら、漢方医でも西洋医学の医師でも正確には答えられないでしょう。すべての漢方薬は、いくつもの成分が配合された合剤です。どの成分がどのように作用するのか、ある程度はわかっていますが、実際にはいくつもの成分が複雑にからみあって、効果を発揮しているのです。

漢方薬は黄体機能不全などに有効なケースが多いのですが、同じ黄体機能不全と診断された人でも、顕著に効いて妊娠に至る人もいれば、あまり反応しない人もいます。このへんの見極めが、西洋医学を勉強してきた医師にとってひじょうにむずかしいところです。

使用して効果が認められなければ、漢方薬を変更してさらに経過を観察するというやり方が一般的です。私が漢方薬を不妊の方によく使うのは、基礎体温を安定させて黄体機能不全などが改善されるからという理由のほかに、もうひとつ理由があります。

漢方薬には、クロミッドなどの排卵誘発剤の作用を高める効果があるという印象を強くもっているのです。たとえば、排卵誘発剤のクロミッドは使用期間が長くなり、使用量が増えるほど、頚管粘膜液の減少、子宮内膜の薄層化などといった副作用が顕著になります。

そこで、「不妊ルーム」では、漢方薬で体調をととのえ、ある程度体調がよくなったところで排卵誘発剤のクロミッドを使用するわけです。実際、漢方薬+クロミッドというのが、「不妊ルーム」で妊娠に至りやすいパターンなのです。

「不妊ルーム」のカウンセリングには、これから子どもを考えている方も、お気軽にどうぞ。

ご質問、ご相談がある方は、こちらのフォームから、およせください。お待ちしております。

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現在こまえクリニックの「不妊ルーム」というところでは、2つの使命、つまりミッションがあると思っています。

ひとつは、「不妊ルーム」で妊娠を期待できると思えるのであれば、しばらくウチのようなやり方をやってみたらどうですかと、提案をするということです。もう一つは、あきらかにこの人は、何らかの医療的アプローチが必要だと、こちらの方で判断をしたら、そのカップルに対して最もふさわしいと思われる医師に、責任を持って紹介するということです。この2つの使命をもって今日までやってきています。

「不妊ルーム」のフォローアップは、自然妊娠と不妊治療の間に位置する「ベースキャンプ」です。この「ベースキャンプ」で、通院者の半数は妊娠に至ります。そして、妊娠される方の7割は、不妊治療経験者です。

また、不妊治療を受けている、受けていないにかかわらず、子供が欲しいのにできないという状態は、ストレス、あるいはフラストレーションがあるわけです。ですから、ゴムまりで例えると、ウチへ相談に来るカップル、女性のみの場合も多いのですが、ゴムまりに空気が十分入ってない、そういうちょっと弾みが悪い精神状態にあると思うのです。

私が、どんなカップルに対しても基本的に心がけていることは、アドバイスとして、もう少し希望が持てるというか、将来が明るくなるというか、ゴムまりにより空気を入れることができないかということを日々考えています。

全員にそのような望みが多いアドバイスができるわけでは、もちろんありません。しかし、そういうことを日々、心がけているつもりです。

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治療のステップアップと納得

不妊治療は二人三脚、「夫婦で手に手を取って取り組みましょう」、とよく言われます。夫婦の意見がまったく一致していれば、これは難しいことではありません。しかし、不妊治療の特徴として、治療を受けるのは主に女性です。したがって、女性のほうが治療にのめり込みやすいという傾向があります。

時間の経過とともに、女性は不妊治療にのめり込み、男性はが逆にしらけていくというケースを、「不妊ルーム」でたくさん見てきました。それは、どちらが悪いというのではなく、立場的にも、心情的にもそうなりやすいのです。気がつけば、夫婦間の気持ちには、お互いに驚くほどの隔たりができてしまっていたということになりかねません。

こうしたことがおこってしまうのは、不妊治療が、基本的にステップアップしていくものだからです。体外受精1回あたりの医療費は30~60万。とても高額なのにもかかわらず、全国平均では妊娠率22~23%。たとえが悪いかもしれませんが、一回の投資額が大きいほど、途中でやめにくくなるという構図は、ギャンブルと似ています。

ですから、不妊治療にエントリーしたら、意識的に話し合いの回数を増やして、お互いの考え方を常に知っておくことが大切だと思います。

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 タイミング法の基本中の基本が「基礎体温表」をつけるということです。最近、不妊治療の現場ではだんだんと、この基礎体温表がないがしろにされているように感じていますが、残念なことです。また、つけることが目的となって、有効に活用していない方もたくさんいます。基礎体温とは、目がさめたらベッドから起き上がる前に測る体温のことです。測るといっても普通の体温計ではなく「婦人体温計」を使います。

 私は、基礎体温表つけることは、妊娠を望む人にとって、ほかのどんな検査よりも重要だと感じています。なぜなら、基礎体温表を2~3か月もつけていると、鏡があなたの姿を映し出すように、基礎体温表があなたの卵巣の状態を映し出しようになってきます。もちろん、排卵の日を予測するという意味でも重要です。基礎体温を測ることは、いわば家庭でできる不妊の検査です。これから不妊治療を受けるという人にも、基礎体温表をつけることをぜひともおすすめします。

また、高額の婦人体温計には、体温を測ると同時に基礎体温表が記録できるものがありますが、私はそうしたものはおすすめしていません。数カ月間の経過をひと目で見ることができないからです。

 基礎体温は毎朝7時に測るものだと思っている人も多いようですが、これも正しくはありません。時間にこだわりすぎと、なにより長続きしなくなります。基礎体温は、起床の直前に測る体温だと思ってください。そして、基礎体温を測ったら、必ず基礎体温表に書き込んでください。

 基礎体温表には、一般に市販されているノートブック型のものや、最近ではインターネット上からダウンロードできるものもありますが、私はこのような基礎体温表をおすすめしていません。その理由をひとことでいってしまえば、ページが変わることによってつながりがわからなくなるからです。とくに、薬などを服用している場合は、効果の判定などもすぐにつかめないこともあります。そこで私は、数ヶ月間の基礎体温がひと目でわかる横長のもをおすすめしています。また、高温期と低温期の境界線である36・7℃に赤い線がひいてあるものが理想です。

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今から13年ほど前のことでした。当時34歳だったと記憶していますが、ある女性が妊娠のことで相談に見えました。彼女は、タイミング法のあとに人工授精を1回おこなって妊娠に至らないといういう状況でした。私は今までの経過をいろいろ見て、話しを聞いた結果、「あなたは優秀な先生のところで、再度不妊治療を受ければ、妊娠が期待できますよ」と、そういうアドバイスをしたわけです。

しかし、彼女がいうには、「子供は欲しい気持ちに変わりはありません。しかし、不妊治療をまたやって、またあの経験をするのかと思うと、不妊治療をやる気力が起きてこないんです」と、その女性はおっしゃったんです。

その時、私はちょうど「不妊治療不妊」という言葉が頭にあったものですから、自分の方でも、何らかの役割を果たせるんではないかと思ったのです。基礎体温表は、家でつけれますから、基礎体温表を丁寧につけること、そして排卵日検査薬を使って、タイミングをはかることをアドバイスしました。そして、医師として、彼女は軽い黄体機能不全がありましたから、漢方薬を処方しました。

当時は正直まだフォローアップには不安がありました。それで、私がたまたまインターネットを通して知り合った、九州の大学の婦人科医師とも相談しながらフォローアップをおこないました。そして、その先生から、「子宮卵管造影検査をすべきです」という指摘を受けたわけです。それで、彼女に子宮卵管造影検査の医療機関を紹介しました。そして、卵管造影をおこなった周期に妊娠したわけです。

結果的に妊娠に至りましたが、「夫婦生活の回数を増やしましょう」という話もしましたし、漢方薬も使いました。そして、卵管造影もやりましたから、何が決定的な因子だったのかわかりません。総合的なことかもしれません。しかし、妊娠したという事実があった。

それで、相談に来られた方には、同様のアプローチをしてきました。そうすると、妊娠に至る女性の数が少しずつ増えてきました。そうしたいきさつで、今日までほぼ原形からそんなに変わらない形で、フォローアップを続けてきています。

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