「不妊ルーム」

Archive for 4月, 2013

女性の不妊症の検査をいろいろ行っても、30パーセント前後の人に、”機能性不妊”という診断名がつけられます。機能性不妊とは、不妊に関係する明確な異常が見つからない、原因不明の不妊症です。卵巣、子宮、卵管などの器官、基礎体温、各種のホルモン、さらに男性因子である精液検査、精子と子宮内環境の相性を調べるヒューナーテストなどをを行ったうえで診断されます。

最近、機能性不妊症の人には腹腔鏡検査が行われることもあります。機能性不妊の人に、腹腔鏡の検査をすると、かなりの頻度で子宮内膜症が発見されるされます。卵管采という卵管から飛び出してきた卵をキャッチするキャッチャーミットのような部分に異常が見つかることもあります。卵管周囲の癒着なども、腹腔鏡検査によってはじめて見つかることも多いですし、同時に治療も行えます。腹腔鏡検査は入院設備のある産婦人科で受けて下さい。

もし、あなたが機能性不妊と診断されたら、今までどのような検査が行われたか、くわしく医師から聞いておくようにしましょう。機能性不妊の診断は、医師の診断能力によっても左右されます。転院も必要かもしれません。転院に際しては、重複して同じ検査を受けないためにも、紹介状を書いてもらうようにしましょう。「不妊ルーム」では、さらなる検査が必要な場合、その分野のトップレベルの医療機関を紹介しています。

レッスン: 不妊症の原因の3割は特定できない

「不妊ルーム」のカウンセリングには、これから子どもを考えている方も、お気軽にどうぞ。

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多曩胞性卵巣症候群(PCOS)もしばしば見かける病気です。卵巣のなかで卵子は成熟するのに、卵巣の外側の膜がかたくて排卵できない、排卵障害の代表的な病気のひとつです。

この病気をわかりやすく説明しましょう。金魚鉢をイメージしてください。金魚鉢が卵巣で、金魚の口からでた泡が卵胞です。アワは水面に向かって上昇するとともに大きくなり、水面に達するとはじけて消えます。それが多曩胞性卵巣症候群では、アワがでても、水面に油の膜(じっさいには卵巣の表面の膜がかたい)があって外に飛び出すことができないのです。このため、多曩胞性卵巣症候群の患者さんに超音波検査を行うと、卵巣のなかにポカリと抜けた丸い空洞(曩胞)がたくさん並んでいるのを観察できます。産婦人科医はこれをネックレスサインと呼んでいます。

からだはなんとか排卵させようとして、排卵をうながす黄体化ホルモン(LH)を常時多量に分泌します。そのため、多曩胞性卵巣症候群の患者さんではLHの値が高値を示します。基礎体温の乱れ、月経不順がみられます。したがって排卵が不規則で、まったくない人もいます。一般に肥満傾向で、多毛で低音といわれ、男性ホルモンの分泌異常が関係しているといわれています。しかしやせ型で、多毛などがない人もいます。

治療には排卵誘発剤が使われます。ただし排卵誘発剤を投与すると、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)が通常より発症しやすくなりますから注意が必要です。外科的治療には腹腔鏡があります。腹腔鏡でお腹のなかを観察して、卵巣の表面に穴をあけ、排卵しやすくします。これにより妊娠率もあがります。多曩胞性卵巣症候群と診断されている人や疑われている人は、腹腔鏡の治療も選択肢のひとつだと覚えておいてください。「不妊ルーム」では、排卵誘発剤のクロミッド+漢方薬で妊娠される方が多いです。

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高プロラクチン血症は、不妊の女性によく見られる病気です。別名「乳汁分泌ホルモン」ともいわれる、プロラクチンというホルモンの値が通常より高くなって、妊娠もしていないのに乳汁が分泌されるなどの症状がでます。そういう明らかな乳汁分泌の症状がなくて、無月経、月経不順、黄体機能不全で見つかることもよくあります。

原因はわかっていませんが、高プロラクチン血症になると、女性ホルモン(エストロジェン)、黄体化ホルモンなどのバランスがくずれて不妊になりやすいのです。プロラクチンというホルモンは、心理的なストレスの影響も受けやすいことが知られています。また、神経科で用いる薬のなかに、高プロラクチン血症をもたらすものもあります。よく女性が服用する胃腸薬も、高プロラクチン血症を招くものがあるので注意が必要です。こうしたくすりを常用している人は、服用をやめれば改善します。

注意しなければいけないのは、授乳中は、 [高プロラクチン血症=妊娠しづらい状態] にあるということです。一昔前までは早期離乳が推奨されましたが、最近はコミュニケーション重視なのでしょうか? 子どもがいやがるまで、授乳をすすめる傾向にあるようです。女性の年齢にもよりますが、二人目不妊を誘発する可能性があります。

高プロラクチ血症は、パーロデルやテルロンなどのくすりを服用することで改善します。最近、カバサールというお薬が普及しております。この薬は、パーロデルやテルロンで時に見られる吐き気などの副作用が少ないこと、そしてなにより、1週間に一度の服用で済むことが特長です。

しかし、「不妊ルーム」では、カバサールは原則使用しません。薬の効果が強すぎて、低プロラクチン血症になってしまうことが多いからです。また、服用を中止しても、すぐには改善しないからです。

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40歳の女性の30パーセントに子宮筋腫があるといわれるほど、よくみられる病気です。子宮は平滑筋という筋肉でできた袋状の臓器です。この筋肉にできた良性の腫瘍が子宮筋腫と呼ばれます。子宮筋腫はできたところにより、粘膜下子宮筋腫(子宮の内側)、筋層内子宮筋腫、漿膜下子宮筋腫(子宮の外側)の3つにわけることができます。

不妊にもっとも関係するのが粘膜下子宮筋腫です。受精卵が着床するところが子宮粘膜なので、そこに筋腫があれば着床しにくくなるのです。あとの2つは、あまり大きくならない限り不妊の原因にあまり関係しません。

子宮筋腫はほとんど症状がないのですが、ひどくなると生理の出血量が多い、生理痛が激しい、貧血などで見つかることもあります。超音波検査で偶然発見されることも多くあります。ですから、貧血を指摘されている女性は、子宮筋腫にも注意を払う必要があります。

子宮筋腫が不妊の原因になっている場合は、子宮をどのように温存するかが重要です。粘膜下子宮筋腫の場合、子宮の内側にできるので、筋腫のみ摘出するようにします。開腹して摘出するのが一般的でしたが、術後の癒着がかなりの率で起こります。つまり手術によって、さらなる不妊の原因を作ることにもなりかねません。

それで、最近では、経膣的に粘膜下子宮筋腫にアプローチする方向になっています。しかし、経膣的手術は、高い技術が要求されます。「不妊ルーム」では、医療水準の高い信頼できる医療機関に紹介しています。

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子宮内膜症とはどんな病気なのか説明します。ふつう女性のからだは、生理が終わると子宮内膜が肥厚し始め、着床に向けて準備をします。そして受精が成立しなけば、子宮内膜ははがれ、生理として体外に押し出されます。

ところが、原因はわかっていないのですが、本来子宮内にあるべき子宮内膜が、腹膜や卵巣など、場違いなところで増殖してしまうことがあります。これが子宮内膜症です。場違いなところに増殖した子宮内膜は出口がないため、その場所に留まってしまいます。さらに厄介なことに、この場違いに増殖した子宮内膜は、周囲の臓器と癒着してしまうのです。これが、子宮後屈や卵管の通過障害を引き起こし、不妊の原因になってしまうのです。また、受精卵の着床障害にも関係しているのではないかとも考えられています。腹痛、重い生理痛(月経困難)、性交痛などの症状を訴える場合が多くあります。

治療法としては、偽閉経治療法、男性ホルモン剤の投与などがあります。偽閉経治療法とは、くすりで女性ホルモン(エストロジェン)の分泌を抑えて、人為的に閉経状態をつくります。場違いなところにできた子宮子宮内膜が、生理周期に同調して増殖してしまうのですから、数か月間無月経にすることが治療になるのです。

子宮内膜症の最良の治療法は、妊娠することなのです。妊娠すれば、生理がありませんから。ところが、子宮内膜症があると妊娠しにくいのですから、ここがつらいところです。

女性ホルモンの分泌を抑えるくすりには、点鼻薬と注射薬があります。このくすりの作用により、のぼせ、イライラ、肩こりなどの更年期症状を訴える人もいます。長期に使用すると骨量が減少するということもあって、この治療は6か月を限度に行われています。また、ほかには、男性ホルモン剤の投与がありますが、体毛が濃くなったり、声が低音になるなどの、男性化現象が起こったり、肝機能障害が起こったりするため、最近ではおこなわれなくなりつつあります。

外科的治療法として腹腔鏡があります。腹腔鏡でお腹のなかを観察して、癒着があれば剥離することができます。排卵するときに卵巣から飛び出してしまった卵子をキャッチする卵管采の形の異常も、腹腔鏡で治療することができます。日本ではアメリカほど腹腔鏡が普及していません。それは手術室で全身麻酔下でおこなう検査だからです。

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