「不妊ルーム」

Archive for 3月, 2013

排卵した卵子が精子と受精できる能力を持つのは、通常24時間以内と考えられています。この時期にタイミングよくセックスを持った場合、女性の膣内には通常1億~3億程度の精子が放出されることになります。排卵する卵子は1個なのに対して、1回に放出される精子は数億個です。ここから精子の受精に向けたいわばサバイバル・レースが始まるのです。

まず、精子は子宮の中に移動しなければならないのですが、これも膣から子宮へ向けて時間をかけて泳いでいくようなイメージを持つかもしれませんが、そうではないのです。膣内は外界の微生物などから守るため、弱酸性に保たれています。精子はタンパク質が成分であり、酸性の環境下で長時間生存することはできないのです。子宮はその断面をみればわかるようにスポイトの形をしていますが、膣から子宮内への精子の移動はスポイト現象による、いわば瞬間的な出来事なのです。数億個の精子のうち、子宮の中へ移動できるのは通常1%以下です。

子宮にたどり着いた精子は、今度は卵管を目指し、さらに卵管膨大部に待ち受ける卵子へと向かって進んでいきます。通常セックスから卵管膨大部まで、精子が辿り着くのは数十分から数時間の程度の出来事だと考えられています。精子の受精能力は卵子よりは長く、通常40時間から70時間程度ですが、中には1週間前後生存する場合もあります。

卵管膨大部で、卵子の近くまで辿り着ける精子は、数百程度にまで淘汰されているのです。卵管膨大部にある卵子は、卵子単独で存在するのではなく、その周りを幾重にも卵丘細胞が卵子を守るような形で取り囲んでいいます。精子はそうした細胞の中をかき分けるように受精を求めてさらに突き進んでいくのです。

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「うさぎとかめ」と妊娠

「うさぎとかめ」という有名な童話があります。かめがうさぎにかけっこで勝てたのは、うさぎが途中でさぼって寝ていたからです。不妊治療と「不妊ルーム」の関係も、「うさぎとかめ」に例えられるのかもしれません。もちろん不妊治療の先生がうさぎのように、休んでいたり、さぼったりするわけではありません。

ちょっと考えてみましょう。不妊治療の医療機関には、うさぎが駆け足で走るように、型どおりの診察と、テンポの速いステップアップで、人工授精、体外受精へと進んでしまうところが少なくありません。患者さんが治療のテンポについていけなかったり、ステップアップに躊躇していると、ドロップアウトということも少なくありません。また、治療の長期化に伴い、ストレスをため込んで結果的にバーンアウトしてしまう女性も多く見てきました。「不妊ルーム」は、あくまでもかめの歩みのごとく、”まったりと、ゆったりと”をモットーに考えています。

もし妊娠へ至る道が、直線レースのようであれば、かめはうさぎに勝つことなど絶対できません。しかし妊娠というのは、1周が28日~30日のトラック競技のようなもの。かめがゆっくり歩いても、走ってきたうさぎが、あなたのうしろにいるかもしれないと考えてみてはどうでしょうか? 急いだからといって、いい結果が必ず出るものではありません。うるおいのある生活を楽しむことで、気分が明るくなることのほうが、妊娠によい効果をもたらしてくれることも多いものです。

うさぎは全力疾走するかもしれませんが、かめはあくまでもマイペースで周囲の景色を楽しみながら、のそりのそりと、のんびり歩いていきます。私は「不妊ルーム」というのは、そのような場でありたいと思っているのです。回り道をすることが、案外近道だったりするのが「妊娠」です。

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「妊娠力」は「夫婦力」から

「まず、あなたたち夫婦がもっと仲良くしましょう」
不妊のカウンセリングに訪れた女性やカップルに最初に私がこう言うと、キョトンとした顔をされることがよくあります。不妊のカウンセリングなんだから、医学的なアドバイスをもらえると期待してこられた方にしてみれば、こんな当たり前のことを聞きにきたんじゃないと思ってしまうのかもしれません。

でも私がこのようなことを言うのには、わけがあります。よい夫婦関係を築くことは妊娠の基本であり、その結果妊娠につながったというケースを、実際に数多く経験しているからです。

当たり前のことを言うようですが、赤ちゃんは、一人の努力ではどうにもなりません。あなたと、あなたのパートナーが愛し合い、体を合わせることからスタートします。しかし、皮肉なことに、赤ちゃんがほしいと熱心になればなるほど、夫婦の心に隙間ができてしまうことが多いものです。「もしかしたら不妊症?」という小さな疑惑が芽生え、その不安が少しずつに大きくなって病院を訪ねるようになり、やがてセックスは医師の指示に従って行う「義務」になり……。

このようなことから、ふたりの関係がぎくしゃくし始め、子どもを作るために不可欠なセックスがうまくいかなくなってしまう。これが不妊治療のピットフォール(落とし穴)です。愛し合うためのセックスから、子作りのためのセックスへ――この意識の変化がふたりの関係に与える影響は、思った以上に大きいものです。向き合っていてもお互いが見えていない、体を合わせていてもそのぬくもりに気づいていない……あなた方はそんな状況に陥ってはいないでしょうか?

愛のあるセックスであれば、回数だって増えるでしょう。そうすれば妊娠のチャンスが増えるのは、当然のことです。この単純な事実を「赤ちゃんが欲しい」と思い込むあまり忘れてしまいがちです。

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排卵日検査薬で排卵日を知る!

 おはようございます。今日のごきげんはいかがでしょうか? 東京では、あちこちで桜が満開です。本日は、排卵日検査薬の使い方について、説明します。

 基礎体温表は現在の自分のからだの状態を知るうえでも貴重なデータになります。
2~3か月つけていくことで、おおよその排卵日を知ることもできますが、基礎体温表だけで排卵日を予測することは、難しいことといえます。とくに生理周期が不規則であったり、低温相と高温相の幅が少ない場合などは、予測が困難です。排卵がないといったケースもあります。

そこで、より排卵日を正確に予測するために、私は「排卵日検査薬」を使うことをすすめます。「基礎体温表」と「排卵日検査薬」を組み合わせることで、かなり正確に排卵のタイミングを予測することができます。この方法だけで妊娠に至ったカップルはたくさんいます。

「排卵日検査薬」はかつてはたいへん高価でしたが、最近では、1週間分(7回分)で、3000~4000円程度です。排卵日検査薬があると、病院で検査を受けなくても家庭でかんたんに排卵日がわかるので、たいへん便利です。

 女性は排卵日の直前にLHホルモン(黄体形成ホルモン)が急上昇します。この現象をLHサージと言います。いわば排卵は、LHホルモンに促されて起こるのです排卵はLHサージのあと16時間~24時間後に起こるとされています。

 LHサージのあと、LHホルモンの量が上昇して一定値以上になると、LHホルモンは尿中に分泌されます。排卵日検査薬は、この尿中に出たLHホルモンに反応します。排卵日検査薬が陰性(-)のときは、まだ排卵日までは間があります。排卵日検査薬が陽性(+)になったら、LHサージが起こったことがわかります。そして陽性反応がでた16~24時間後に排卵が起こると予測できるのです。

 基礎体温表で低温期の終わりごろ、排卵日が近づいてきたところで、排卵日検査薬の使用を開始します。そしてその結果を必ず基礎体温表に記入します。これを何回か繰り返すことで、いわば「妊娠のコツ」のようなものがわかってきます。そして排卵日検査薬で陽性反応がでたら、できるだけ多く夫婦生活をもつようにしてください。

レッスン: 排卵日検査薬で、排卵日をより確実にとらえる

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妊娠しやすい排卵日はいつか?

 基礎体温をつけていくと、ある程度排卵日を予測できます。長い間、低温期の最後にさらに一段体温が下がる日があり(最低体温日)、この日が排卵日だとずっと考えられてきました。これは、卵巣の中で育った卵胞が破れて排卵すると卵胞は黄体というものに変化し、ここから分泌される黄体ホルモンによって体温が上昇します。ですから、この体温がいちばん下がった日を排卵日とすることは、理にかなっていました。

 ところが、経膣超音波法の登場によって、卵胞の大きさまで測定できるようになると、排卵の時期を数時間単位で予測できるようになりました。そして、実際に排卵が起こった時期を調べてみると、必ずしも最低体温日に排卵するわけではなく、むしろ、その翌日のほうが頻度が高いことがわかってきました。

 おおよその頻度を示すと、最低体温日前日5%、最低体温日22%、最低体温日翌日(低温相最終日)40%、最低体温日翌々日(高温相初日)25%です。最低体温日=排卵日という考えがまかり通っていますので、まずはこの事実を認識することが重要です。そして、最低体温日の前日からの5日間は、最も妊娠しやすい「GOLDEN 5DAYS」です。この期間のセックスの頻度を高くすると、妊娠の可能性は高まります。

レッスン: 基礎体温表によって排卵日をつかもう

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