「不妊ルーム」

Archive for 7月, 2012

排卵前に行われるヒューナーテストは、とても微妙な検査です。ヒューナーテストとは別名性交後試験とも呼ばれ、セックスの後に子宮内にパートナーの精子が元気な状態で存在しているかどうかを調べるものです。

しかし、この検査は再現性(2回検査をして同じ結果が出ること)に極めて乏しく、例えば性交時のコンディションや、性交から検査までの時間によって、結果は著しく左右されます。

「不妊ルーム」で女性の訴えを聞いても,最初に行った医療機関では、ヒューナーテストの状態が非常に悪いからと人工授精をすすめられたが別の医療機関に行くとヒューナーテストは全く問題がなく、しばらくはタイミング法でいいのではないかと、こうした意見の相違はしばしば経験するところです。

メールでの相談でも、第一子を自然妊娠して無事出産した女性が第二子に恵まれないため不妊治療を受けたところ、ヒューナーテストの結果が良くないからと人工授精をすすめられたそうです。この場合、なぜ第一子が無事妊娠できたのかという疑問がやはり残ってしまいます。

私自身はヒューナーテストは1度でも良好であれば問題ないものと考えていいと思います。逆にネガティブな結果が出た場合には、この検査を3回程度行い、全て結果が良くないということであれば、抗精子抗体のチェックなどを行うべきでしょう。検査結果に振り回されないことが、本当に大切です。

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現代人は男女を問わず「自己実現」こそ人生の目的とばかりに、次のステップへ進むことに必死になっているところがあるのではないでしょうか? そんな意識をそのまま不妊治療に当てはめて、治療はステップアップするのが当たり前と思ってはいませんか?

しかし、実際には「ステップダウン」が大変有効な場合は少なくありません。今の主治医は「人工授精から体外受精に切り替えるしかない」と言っているけれど、別の医師に聞いてみたら「いや、まずは腹腔鏡検査をやってみましょう」という意見が出るかもしれません。もし私に意見を求められて、その人に自然妊娠の可能性があると思えるなら「タイミング法に戻ってみましょう」あるいは「不妊治療を休んでみてはいかがですか?」と言うかもしれません。

こんな象徴的なケースも経験しました。二人目不妊の女性です。最初の子どもはタイミング法を試みても妊娠に至らず、人工授精5回目で妊娠、出産しました。二人目がほしくなった彼女は、同じ大学病院に行きました。すると、最初の子どもが人工授精で生まれたので、今回の治療は最初から人工授精でということになりました。そこで人工授精を7回試みましたが、今度は妊娠することはできませんでした。

そこで、彼女は体外受精を初めて受けましたが、やはり妊娠には至りませんでした。そして私のところに相談にみえたのです。カウンセリングのその日、彼女になにが起こったのでしょうか? 私は彼女の基礎体温表を見ました。高温期が続いています。「あなた妊娠していると思いますよ」と言うと、まさかという顔をしています。そこで尿検査をしてみると、やはり彼女は妊娠反応陽性だったのです。

ステップダウンという言葉を知っておいてください。「不妊ルーム」で妊娠される方の7割は、不妊治療からステップダウンされた方々です。治療に行き急いで疲れたとき、辛くなったとき、迷ったとき、あなたには常にステップダウンという選択肢があるのだということを忘れないで下さい。

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今から12年ほど前のことでした。当時34歳だったと記憶していますが、ある女性が妊娠のことで相談に見えました。彼女は、タイミング法のあとに人工授精を1回おこなって妊娠に至らないといういう状況でした。私は今までの経過をいろいろ見て、話しを聞いた結果、「あなたは優秀な先生のところで、再度不妊治療を受ければ、妊娠が期待できますよ」と、そういうアドバイスをしたわけです。

しかし、彼女がいうには、「子供は欲しい気持ちに変わりはありません。しかし、不妊治療をまたやって、またあの経験をするのかと思うと、不妊治療をやる気力が起きてこないんです」と、その女性はおっしゃったんです。

その時、私はちょうど「不妊治療不妊」という言葉が頭にあったものですから、自分の方でも、何らかの役割を果たせるんではないかと思ったのです。基礎体温表は、家でつけれますから、基礎体温表を丁寧につけること、そして排卵日検査薬を使って、タイミングをはかることをアドバイスしました。そして、医師として、彼女は軽い黄体機能不全がありましたから、漢方薬を処方しました。

当時は正直まだフォローアップには不安がありました。それで、私がたまたまインターネットを通して知り合った婦人科医師とも相談しながらフォローアップをおこないました。そして、その先生から、「子宮卵管造影検査をすべきです」という指摘を受けたわけです。それで、彼女に子宮卵管造影検査の医療機関を紹介しました。そして、卵管造影をおこなった周期に妊娠したわけです。

結果的に妊娠に至りましたが、「夫婦生活の回数を増やしましょう」という話もしましたし、漢方薬も使いました。そして、卵管造影もやりましたから、何が決定的な因子だったのかわかりません。総合的なことかもしれません。しかし、妊娠したという事実はブレイクスルーとなりました。

それで、相談に来られた方には、同様のアプローチをしてきました。そうすると、妊娠に至る女性の数が少しずつ増えてきました。そうしたいきさつで、今日まで私なりに「不妊ルーム」を進化させ、フォローアップを続けています。

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あなたが現在不妊治療を受けていて、かえって基礎体温がガタガタになってきたとか、治療自体に強いストレスを感じているというのであれば、それは、その医療があなたに合ってないというひとつのシグナルかもしれません。

また何年も不妊治療を受けているのに、いつまで経っても妊娠できないという人も少なからずいるでしょう。このような女性たちのなかには「不妊治療不妊」にかかっている人もいます。

では、あなたが不妊治療不妊なのかどうかは、どのように判断すればいいのでしょうか。「不妊治療不妊度」を測るモノサシのひとつが、基礎体温表だと思います。基礎体温表が発するサインを正しく読み取ることができれば、「不妊治療不妊」という状態にも気づきやすいと思います。

「不妊ルーム」を訪ねて来た日に妊娠していたというケースが、最近増えてきました。彼女たちの中には、「先生のところに電話で予約を入れ、カウンセリングを受けられると思っただけで、すごく安心しました」というメールをいただいたことがありました。おそらくは、それまでの不妊治療を離れ、ステップダウンできるかもしれないという思いが、彼女たちの精神状態にポジティブに作用したのだと思います。不妊治療をやめたら妊娠したというケースは本当にたくさんあります。

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女性の生理周期は、視床下部・下垂体・卵巣がいわばネットワーク化されてコントロールされています。脳下垂体から分泌される黄体化ホルモン(LH)・卵胞刺激ホルモン(FSH)および卵巣から分泌される黄体ホルモン(P)・エストラジオール(E2)を通常測定します。

とりわけ月経期間中のLHとFSHの値は基礎値といわれ、通常ではLHよりFSHが高値となりますが、多嚢胞性卵巣(PCO)のように排卵障害が認められる場合、この比が逆転していることがしばしば認められます。一方、P値とE2は高温期の中期に測定されることが多く、この時にP値が低い場合は、黄体機能不全が疑われます。こうした数値は基礎体温表と重ね合わせることで、より確かに状態を把握することができます。一方、生理周期と無関係に測定できる項目としては、テストステロン(男性ホルモン)・プロラクチン(PRL)を測定します。

PRL値は若干生理周期にあわせた変動も見られますが、その変動はそんなに大きなものではありません。PRLは別名乳汁分泌ホルモンと呼ばれるように、授乳期間中は高値にでるホルモンですが、非妊娠時にこの値が高い場合は高プロラクチン血症と呼ばれ、排卵障害の原因ともなります。テストステロンの値は、多嚢胞性卵巣などで、しばしば高値が認められます。

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