「不妊ルーム」

Archive for 1月, 2012

排卵日に的をしぼったピンポイント・セックス。確かに効率はよさそうですが、そんなにうまくいくものではないのです。なぜ難しいのか、それはあなたたちカップルが生身の人間だからです。コンピュータのように計算づくで妊娠できるものではないのです。

一般的に、カップルのセックスの回数というものは、時間の経過とともに減ってゆく傾向があります。あるカップルが妊娠するかどうかは、減ったセックスの回数を、いかに回復させるかということでもあります。セックスの回数を増やしただけで妊娠したカップルを、私は「不妊ルーム」でたくさん見てきました。これは、不妊治療を受けるか否かを悩む以前の問題です。逆に考えれば、不妊治療を受ける前に、あるいは不妊治療中でも、ふたりでできる最も有効な方法でもあります。

では、セックスの回数が多いというのは、いったいどのくらいなのでしょうか? 誰も他人の寝室はのぞけませんから、週に何回セックスをするのが「普通」ということはできません。婦人科の先生たちの「不妊症」の定義に関する合意事項として、「通常の夫婦生活をおこなって、2年間妊娠に至らない場合」というのがあります。しかし、私は以前より、この定義に???の気持ちでした。なぜなら「通常の夫婦生活」の意味するものが、あまりにあいまいだからです。

また、不妊治療を受けると、ほとんどのカップルはセックスの回数が、さらに減ってしまいます。なぜなら、不妊治療を受けると、医者から指摘された日にしかセックスをしなくなるという傾向が顕著になるからです。このことはさらに妊娠を遠ざけてしまうということを意味しています。

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通常の不妊治療のステップアップに対して、「ステップダウン」も大切だとかねてから指摘してきました。そして、女性の年齢によっては、「ジャンプアップ」という選択肢もあり得ます。また、不妊に至る原因が検査の結果特定された場合でも、今後どのような方針で治療に臨むかという場合にも、自らが意見とイニシアティブを持つことはとても重要です。

例えば、子宮内膜症の場合を考えてみましょう。子宮内膜症は生理とともに増悪する病気ですから、生理がこない状態になれば内膜症は軽快します。最善の治療は妊娠なのですが、ここに至りずらいのが問題なのです。

子宮内膜症の治療の一つに、偽閉経療法といって、生理を止める治療があります。通常4カ月から半年程度生理を止めるわけですが、女性が20代であれば、この治療も選択肢だと思います。しかし、30代半ばの女性が半年間生理を止めることは、そのまま年を取るということも意味しています。

また、年齢はさておき、妊娠を望む女性に生理を止める治療=「妊娠を期待できなくなる」ということは、たいへんつらいものがあります。内膜症に対して、妊娠をねらっていくというのも治療法の一つです。ですから、体外受精というショートカット(近道)も、選択肢のひとつです。

多くの場合、医師の考えに沿った治療が進められていくということになってしまいます。「自らの年齢、自らの身体の状況、そして、夫婦の考えを整理し、納得した上で治療に取り組んでいく」。それが、これからの人たちが、不妊治療に臨む姿勢ではないかと私は思うのです。

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卵子は少しずつ年をとる

不妊治療を困難なものにしている因子の一つに、女性の卵子のエイジングの問題があります。社会構造の変化、とりわけ女性の就業人口の増加は、結婚年齢の高齢化をもたらし、そして不妊治療開始年齢の高齢化ももたらしました。

生殖に関しては、男性と女性との間には宿命的ともいえる不平等が存在します。すなわち、精子は年をとらないのに対して、卵子は年をとる、ということです。同じように排卵がみられても、20歳の女性と40歳の女性では、妊娠のしやすやに格段の違いがみられるのです。一方、男性は20歳、40歳であれ、その精子の質には全く違いが認められません。多少強引かも知れませんが、この違いは次のような説明ができるかも知れません。

女性は生まれおちた時からすでに、左右の卵巣にそれぞれ約200万個の原始卵胞といわれる、いわば「卵子の卵」が存在しています。この数は加齢と共に少しずつ減少していき、決して増えることはありません。それから二次成長を迎えると、卵胞の成熟という現象が見られるようになり、毎月左右どちらからか一つずつ、閉経まで500個弱の卵子が排卵することになるのです。すなわち、卵子は産まれたときから他の臓器などと同じように、少しずつ年をとっていくのです。

一方の精子は精祖細胞という細胞からできるのですが、この細胞はいわば精子の元になる細胞であり、思春期に入るとその数が増加します。精祖細胞は分裂を繰り返し、精母細胞となるわけですが、一つの精母細胞から4つの精子細胞が形成され、それが成熟したものが精子となります。すなわち、精子はどんどん分裂して造られるという性質があり、精祖細胞から平均70日間で、成熟精子になります。すなわち、精子はその生産過程を考えると、いつも「新製品」が準備されるのです。

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24日の火曜日に新しい本のゲラが届きました。

ゲラ

原稿がゲラになると一気に完成に近づいた気分になります。飛行機のフライトで言えば、着陸態勢に入って、滑走路が視界に見えてきたような状況だと思います。これから上手くランディングできるのかどうか大切になっていきます。

翌日の水曜日が休診日でしたので、早速ゲラのチエックを行いました。原稿を読み返してみるたびに、必ず問題点や、書き足りないとことが出てくるものです。現在編集者とこまめに連絡を取り合い完成を目指しています。

今度の本では、「不妊ルーム」での、1,400名を超える妊娠例の経験から、基礎体温表の画期的な使い方を提案します。2012年最初の課題であり、復興へのささやかなマイ・プロジェクトと考えています。

出版まであと4週間となりました。このブログで進捗状況は、こまめに発信したいと思います。皆様どうぞご期待下さい。

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妊娠しない3つの原因

私は不妊の原因を次の3つに大別して考えると、理解しやすいと思います。

 (1)精子と卵子が出会うことができない物理的な原因
 (2)受精卵が着床することができないという原因
 (3)女性の加齢に伴う卵子のエイジングという、生理的不妊

着床障害に関してですが、精子を取り込んだ受精卵は半ば、女性にとって異物ともいえるのですが、この受精卵がなぜ体内から排除されないかというメカニズムはほとんど全くわかっていないのです。したがって、着床障害というのは、ほとんど原因不明と考えていいと思います。また卵子のエイジングに関しては、不可避的な現象でもあるわけで、これといった有効な手だてがあるわけはありません。

したがって、不妊治療とは一言でいうなら、(1)を解決すべく、「精子と卵子の距離を縮める医療」といえます。すなわちタイミング法とは、精子と卵子が出会う日にちをより詰めることです。人工授精は、通常の自然妊娠であれば、約15センチの距離を泳いでいかなければいけない精子の道のりを、精子を子宮内に注入することによって、約半分に縮めることができます。体外受精にあっては、シャーレの中で限りなく精子と卵子をゼロになりますし、顕微授精に至っては強制的にその距離をゼロにしてしまうということです。

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